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住宅ローンで人生を台無しにしないために。 執筆:川淵 ゆかり

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 皆さん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの川淵ゆかりです。

 

 早いもので、この春、FPとして独立して19年目に突入しました!

 

 現在は、自分年金づくり等の資産運用の仕事がメインになっていますが、数年前までは、生命保険の見直しや住宅ローン相談、セミナー講師が主な仕事でした。
 今のお客様のほとんどは以前の住宅ローン相談からお世話になっていらっしゃる方がほとんどです。

 

 さて、私自身も住宅ローンが5年ほど前に終了し、今年から家のリフォームに入っております。
 お得意様にも気軽に来ていただけるような家にしようとワクワクしながらリフォームを進めておりますが、自身の住宅ローンの経験を踏まえて、新築・購入を検討している皆様にお話ししたいと思います。

 

経験したからこそ話せる住宅ローンの苦労
 私は父を22歳で亡くしました。
 当時は勤務先の近くにアパートを借りて一人で住んでいたのですが、父親が亡くなったため、残された母親と妹と住むことにしました。
 暫くは実家から通っていたのですが、実家は既に古く、勤務先からも遠かったため(残業になると帰宅時には日付が変わっていることもありました。)、母親と妹と3人で勤務先の近くに家を購入することになりました。

 

 20代前半ですから年収も低く妹の年収と合算してローンの審査が通り、なんとか新しい家を持つことができました。
 当時は、私達に「ローンを返せる!」と銀行さんが判断してくれたから大きなお金を貸してくれたのだ!と思ったものです。

 

 住宅ローンの支払い開始当初は、預貯金もあり、妹も助けてくれましたから、返済も順調に進んでいきました。

 

 ですが、住宅ローン開始から数年経つと色々なことが起こってきます。
 まず、妹がお嫁に行くことになり、住宅ローンを私一人が払っていくことになります。
 母親は既に60代になっていて持病もあったため、働かせるわけにもいきません。
 それでも何とか返し続け、収入も年々上がっていきましたから住宅ローンの折り返し地点頃は暮らしも楽になっていました。

 

 その後、独立する訳なんですが、なんと独立して間もなく母親が寝たきりになってしまいます。
 独立していましたので介護の時間は取れたのですが、なんといっても収入が不安定な暮らしです。
 ヘルパーさんやデイサービスも利用しましたが、それでも何度か救急車で運ばれることもあり、その都度仕事中に呼び返されます。
 収入が保障されている仕事ではありませんし、時間が制限されたり行動範囲が限られるのは大変でした。

 

 母親は10年以上の寝たきりの末、2年前に亡くなりました。
 介護と生活に追われ、この10数年はとても大変でしたが、住宅ローンを完済した時は本当に嬉しかったものです。

 

人生は何が起こるかわからない。
 多くの人が住宅ローンは完済までに数十年かかります。
 その間に何があってもおかしくありません。
 私のケースだと、妹がお嫁に行くのは少し考えればわかることなんですが、家を買う時にはそんなことも考え付きませんでした。
 また、私は独立の前に転職もしています。
 もちろん好きな仕事をしたくて転職や独立をしたのですが、家を買う時には仕事を変わるなんてことも考えませんでした。
 長い期間、介護で苦しめられることも当然考えませんでした。
 住宅ローンを組むときに、「妹さんはお嫁に行かないの?」「お母さんは寝込むかもしれないよ。」と、もし誰かに言われていたらもう少し慎重になっていたかもしれません。
 皆さんも住宅ローンの返済期間中には、お子さんの進学や結婚、親御さんの入院・介護があったり、お父さんの給与ダウンだってあるかもしれません。
 購入契約の前に、これから将来起こりそうなことを考えてみるのはいかがでしょうか。

 

返せるから貸してくれるのではない。
 住宅ローンの審査が通ると、「長期間のローンに耐えられる人間だ!」という太鼓判を押された気分になりますが、とんでもありません。
 貸す方は土地と建物に抵当権を設定しますから、借りる側が途中で住宅ローンが返済できなくなってもちゃんと損しない仕組みになっています。
 買った土地と家を本当に自分のものにできるかどうかは自分次第です。

 

住宅ローンが終わっても安心できない。
 私は、「リフォームを始めた」と言いましたが、住宅ローンが終わるころには家もあちこち傷んでいます。
 住宅ローンが終わって、やっと楽になった、と思ったら、次はリフォーム。。。家計は楽になりませんね。
 リフォームが終わったら、その後は老人ホームの入居資金が必要になるかもしれません。
 考えると、一生、住まいにはお金がかかるものですね。
 住宅ローンと教育費に追われて老後資金が作れないご家庭も多いですが、こういった先のことまで考えないと資金設計に途中でつまづいてしまいます。

 

本当に新築物件じゃないとダメですか?
 お子さんの小さいうちに新築を考える方が多いようですが、新築の綺麗なお家を手に入れても、暫くするとお子さんが小さいと玩具などで家の中がゴチャゴチャしがちです。
 また、予算的に小さな家になってしまうこともあり、同じ予算で中古ならもっと広い家を手に入れることができる場合が多いです。
 ここ数年、住宅ローンの相談に来られる方に「中古物件は検討されましたか?」「土地は借地でもいいんじゃないですか?」と言葉をかけています。
 私はよく住宅ローンの返済は後半が大変だ、と話すのですが、それはやはり将来は何が起こるか予測できないからです。
 お子さんのために、と新築住宅を手に入れても、進学・就職・結婚などのイベントで、お子さんは20年もその家に住むことはないかもしれません。
 子供がいない広い家に夫婦二人だけで住んでいるかもしれませんよ。
 また、せっかく高い土地を手に入れても、人口減少や空き家問題も話題にあるように、将来は資産価値がなくなり、お子さんのお荷物になる可能性もあります。
 お子さんにとって小さい時から新築の綺麗な家に住むのが本当に幸せなのか?
 住宅ローンに苦しんで、お子さんに家族旅行や希望の進学等を我慢させることにならないように、これから住宅を取得しようとする方は今一度落ち着いて考えていただきたいと思います。

 

ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)
相続診断士
 川淵ゆかり

82 川淵 ゆかり

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