ダブルバインド（二重拘束）を成長に変える方法 執筆:矢場田 勲

 

 

 

起業家は常に

矛盾するメッセージに翻弄されています。

 

こんにちは、

安心安定カウンセラー起業の

矢場田つとむです。

 

いきなり何の話しかと思われたかもしれませんが、

とても大事なことに繋がりますので

少しお付き合いくださいね。

 

 

矛盾するメッセージとはなにか？

 

例えば、、、

 

「売上を上げなきゃ」という心の声と、

「お客さまと長期的に信頼関係を築く」

という価値観の間で葛藤します。

 

「ビジョンを信じて突き進め」というアドバイスと、

「リスクを分散して安定経営を目指せ」

という現実的な意見が

矛盾するケースもあります。

 

 

2つ以上の矛盾したメッセージを受け取ったときに、

人はどうすればいいか迷ってしまい

身動きが取れなくなります。

 

これをダブルバインド（二重拘束）

と言います。

 

ダブルバインドの影響は

当然ですが起業家だけのものではありません。

 

 

●子どもの頃のダブルバインド

 

子どもの頃から

親や学校の先生、社会から

さまざまなダブルバインドの影響を受けています。

 

例えば、、、

小学生の男の子を持つ親から

「ケンカしちゃダメ」と

日頃から言われていたとします。

 

友達とケンカしたときに

「男の子でしょ、やり返しなさいよ！」

と親から言われると、

子どもは混乱します。

 

「一人でできるようになりなさい」

と自立を促しながら、

実際に子どもが何かを一人でしようとすると

「危ないからダメ」と制止する状況。

 

「自分の個性を出せ！」と言われたのに

「みんなと同じようにしなさい！」と言われたり。

 

こういうことがあると、

「大人って矛盾することばかり言う」

と葛藤を抱えたまま

心を閉ざしてしまう子もいます。

 

 

いかがでしょうか？

 

子ども時代を振り返って

心当たりはありますか？

 

こういったダブルバインドのメッセージが

子ども時代で終わらずに

大人になった今でも続いてしまうと、

 

起業準備をするときに、

過剰に不安やストレスを感じやすかったり

自己肯定感が低いままだったりします。

 

 

これらの矛盾するメッセージに振り回されず、

自分らしい道を歩むためには

どうすればよいのでしょうか？

 

それは、、、

 

 

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白黒思考から脱却し、

多面的な視点を持つことです。

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白黒思考とは、物事を

「良いか悪いか」

「正しいか間違っているか」のように

二元論的に捉える考え方です。

 

この考え方にとらわれていると、

相反するメッセージを受け取ったとき

どちらか一方を選ばなければならないと感じ、

強いストレスや不安を感じるようになります。

 

ちなみに子どもの時は、

物事を判断する価値基準がほとんどできていないので、

白黒思考にならざるを得ません。

 

 

一方、多面的な視点を持つ人は、

物事の多様性を受け入れることができます。

 

矛盾するメッセージが同時に存在する状況でも、

それぞれのメッセージを柔軟に解釈し、

バランスのとれた解決策を

見つけ出すことができるのです。

 

 

●ダブルバインドをチャンスに変える

 

多面的な視点を持つことで、

ダブルバインドは

成長のチャンスに変えることができます。

 

相反するメッセージを調和させ、

両方の側面を活かした

独自の戦略を築くことが可能になります。

 

例えば、

 

「売上を上げなきゃ」というプレッシャーと、

「お客さまとの長期的な信頼関係を築く」という矛盾は、

 

短期的な利益追求ではなく、

顧客満足度を重視した長期的な視点で取り組むことで

解決方向に進みます。

 

「自分のビジョンを信じて突き進め！」

というアドバイスと、

「リスクを分散して安定経営を目指せ」

という現実的な意見は、

 

リスクを承知で挑戦する勇気と、

リスクを最小限に抑えるための綿密な計画を

両立させることで実現できます。

 

 

●陰陽哲学でダブルバインドを乗り越える

 

ダブルバインドを乗り越え

しなやかに成長していくためには、

陰陽の哲学が役立ちます。

 

陰陽の哲学は、

すべての事象は相反する要素を内包しており、

それらは敵対するものではなく

バランスと調和の中で共存している

という考え方です。

 

起業家にとって、

陰陽哲学は次のような意味を持ちます。

 

• 成功と失敗は表裏一体であり、どちらか一方だけを目指すことはできない
• 利益と社会貢献は両立させることができる
• 競争と協調は共存できる

 

白黒思考から脱却し

陰陽の哲学を念頭に置くことで、

起業家は相反する要素を調和させながら

自分らしい道を歩み、

長期的な成功を掴むことができるでしょう。

 

 

●ダブルバインドをチャンスに変える3ステップ

 

それでは、

矛盾するメッセージで混乱している人が

成長のチャンスに変える

ステップを見ていきましょう。

 

 

1. 白黒思考の罠に気づく

 

• 物事を二元論的に捉えていないか？
• グレーゾーンの存在を受け入れられるか？

 

自分に問いかけ

白黒思考をしていることに

まずは気づきましょう。

 

気づけなければ

ダブルバインドの罠にはまりっぱなしなので、

なんとしても気づけるようにしてください。

 

たびたび罠にはまっているものだと

思っておくといいでしょう。

 

 

2. 多面的な視点を取り入れる

 

• 異なる意見や価値観を積極的に聞く
• 様々な角度から状況を分析する

 

0か100かではなく、

1〜99の間にはいろいろな見え方があるので、

それらを受け入れていきましょう。

 

 

3. ダブルバインドをチャンスに変える

 

• 矛盾するメッセージを調和させる
• 両方の側面を活かした独自の戦略を築く

 

短期的にしか物事を見ていないと、

成長のチャンスにつなげにくいです。

 

長期的に物事を見ることで

それぞれの良いところを発見し

調和させることができます。

 

 

●まとめ

 

ダブルバインドは、

世の中のいたるところに潜んでいます。

 

この相反する二つの要素を

バランス良く自分の中に取り入れることが

大切になります。

 

白黒思考にとらわれず、

状況に合わせて柔軟に対応することで、

ダブルバインドを

チャンスに変えることができます。

 

陰陽の哲学を念頭に置き、

相反する要素を調和させながら、

自分らしい道を歩み、

成功をつかみましょう！

 

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